本読み@図書館(2016年5月4日)

概要

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増補・改訂版! 働きながら2年で!弁理士最短合格の時間術・勉強術

 前から弁理士という職業には興味があったので読んでみた。試験は短答式、論文(必須)、論文(選択)、口頭の4つがある。短答式、論文(必須)は一度受かると2年間は免除。論文(選択)は一度受かると永続的に免除だそうだ。なお、論文(選択)は一級建築士とか技術士とか別の資格があると、それだけで免除になる。実際に弁理士の試験を受ける人の殆どは論文(選択)は免除の状態で受けるらしい。
 弁理士の業務は、特許や意匠・商標の登録出願などであるが、最近は技術上の秘密の売買契約など、契約関連も行えるようになってきたらしい。
 この本で言う勉強法の概要は下記の通りで、前回読んだ「人生を変える!3分割勉強法」と大体似たような事を言っていた。

  1. 時間の使い方を「細切れ」「じっくり」の2つに分類する
    1. 「細切れ」は通勤や朝起きてからとか寝る前とかの時間を言い、その時間帯に応じた学習法を実行する。
      • 枕元では単語カードを使った暗記
      • 通勤では自分で作成したレジュメを見たり、講義テープを聞いたり、スマホのアプリをやったりなど
    2. 「じっくり」はまとまった時間が取れる時間帯で、問題を解いたり、「細切れ」時間用のレジュメを作成したり
  2. 睡眠はしっかりとる
    • 寝不足では覚えるものも覚えられない
    • 次の日の仕事に影響がでる
  3. 勉強を始める前に、脳のリセットをするために、5分〜10分程寝る(机に突っ伏して等。本格的に横にはならない。)
  4. 7個以上の項目があるものを暗記する場合は分割しグループ化して覚える
    • 人間は7個以上は同時に覚えられないらしい
  5. 法律等の抽象的な項目は具体例を見て覚える事
  6. 法律等は今どの法律を勉強しているのか常に意識しながら勉強すること
    • 精読していると、その法律を構成する一部分に意識を持って行かれて、なんの法律を勉強しているのかわからなくなってしまう事がよくあるので
    • 「森を見て木を見る」と言うことを意識する

 最後に1つだけ注意して欲しいのが、「2年で」というのは、このシリーズの接頭詞みたいなもので、著者が本当に2年で受かった訳ではない。苦労して受かったノウハウを抽出すると2年で受かるんじゃない?みたいな感じなのだろう。