本供養(PostgreSQL 徹底入門 第3版)

はじめに

積ん読本が溜まってきたので消化します。
今回消化する本は「PostgreSQL 徹底入門 第3版」
4〜5年前ぐらいに購入して部屋のディスプレイになっていたもの。2011年の本なのでちょっと内容が古い。

PostgreSQL徹底入門 第3版

内容

  1. PostgreSQLインストール

    • WindowsLinuxへのインストール方法が書いてある
  2. pgAdmin

    • PostgreSQLを操作するためのGUI
    • Windowsでの使い方説明
      Linuxでも操作方法はそんなに変わらなかった筈
  3. 基本的なSQL文説明

  4. PHPで操作するサンプル作成

  5. 他言語によるサンプル

  6. 起動とか設定ファイルの変更とか
  7. セキュリティ関連設定
  8. 運用上の注意
  9. 高信頼化
  10. レプリケーション
  11. その他

所感

プログラムからのアクセス方法に関しては、全体的に古いので、この本を過信しないほうが良いだろう。その他PostgreSQLの基本的な事や設定方法に関しては、今でも使えるので読んでおいて損は無い。
プログラムに関して、Linuxで実行したり、Windowsで実行したり説明の軸がブレているのはいただけない。読者の窓口を広くしたかったのだろうが、広くし過ぎて説明内容が浅くなってしまっている。

個人的に疑問な点なのだが、PHPは初心者にとってわかりやすいのだろうか?昔プログラムのプの字ぐらいしか知らない頃にApacheの導入に失敗してPHPの勉強が全く進まなかった事があるのでいい印象がないのよね。文法自体は難しく無いがサーバの導入が難しいのではないかと思う。

最後にこの本の評価であるが、初心者でもPostgreSQLが導入できる様にソフトウェアのインストールから丁寧書いているのはいいと思う(Versionが古いので全面的に信頼は出来ないが)。また、Postgresの基本的な内容について広く浅く書いてあるので全体を把握するのにはよいのでは無いだろうか。だが、プログラムは色々な言語について書いてあるがはっきり言って紙面のムダでしか無い。各言語の導入に関しては誰かの個人ブログでも読んだほうがマシだと思う。2016年の今だったら中古で1000円ぐらいだったら買ってもいいかなぐらいの内容ですね。