本供養(PostgreSQL オフィシャルマニュアル)

はじめに

積ん読本消化第2弾。
今回は何で買ったかよくわからない「PostgreSQL オフィシャルマニュアル」
前回紹介した「PostgreSQL 徹底入門 第3版」と一緒に4〜5年前に購入したもの。

改訂新版 PostgreSQL オフィシャルマニュアル

概要

  • PostgreSQL 8.0のマニュアル
  • 2016年3月現在、PostgreSQLの最新バージョンは9.5.1なのでかなり古い
  • メジャーバージョンが変わってしまっているので、読むなら最新のものを読むべき
  • PostgreSQLのマニュアル(日本語版)はオンラインで読めるので、買う必要は無いと思う

  • Volumeは結構ちっちゃい文字で1000ページある

内容

  • 全部で60章ある
  • 35章ぐらいまでが読んでおくべき内容
    • 但し27章〜30章はC言語の話なので、C言語を利用しない人は読み飛ばし推奨
  • 36章からはAPIやそのI/Fについての話になるので、必要に応じて読む感じがいいと思う

為になった話

  • 配列型の定義が可能
  • 各データ型に対する専用の演算子
    • 幾何データとか結構種類がある
  • コンストラクタ
  • 配列コンストラクタ
  • 埋め込みSQL
    • 移植性とか考えると、今となっては絶対やらない方がいい機能な気はするね
  • APIの欄には関数がPostgreSQL独自拡張かどうかが書かれている
    • 移植の可能性がある場合は、なるべく独自拡張の利用は避けたい

疑問点

  • 本に対してというかSQL全般に対してだが、ストアドプロシージャが活躍するシーンが思いつかない
    • 経験上RDBをフルに使うようなアプリ開発したことないからね仕方がないね
    • 使われるのは統計データの解析が頻繁に走る場合とかね?

まとめ&所感

  • まずオンラインで読めるので、この本を買う必要は無い
  • 内容が古い(1つ前のメジャーバージョン)
  • 500〜1000円ぐらいだったら暇つぶしにはいいかもね、若しくは睡眠導入用に
  • 言語からの利用については基本的にC言語で書かれている。他の言語についても書いてはあるがページ数が少ない。
  • この本に書いてある内容を十全に理解して実践できるとPostgreSQLマスターとなるんだろうが、ちっちゃいアプリばっかり書いてると移植性が気になるので、PostgreSQL独自の機能とかあんまり使いたくないんだよね…